2025 Information



第3回てのわ市

2025.4.20Sun
10:30〜15:30
雨天順延 4.27Sun
入場無料

都立武蔵国分寺公園 /こもれび広場にて
JR中央線西国分寺駅から徒歩

人の手から大切に紡ぎ出される
「美しい物」
「おいしい食べもの」
「素敵な音」たち
そんな“多摩・武蔵野地域の魅力の輪”が生まれる楽しい市場です。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

てのわ市

・主催:都立武蔵国分寺公園(武蔵野の公園パートナーズ)
・企画運営:てのわ部
・協力:こくベジプロジェクト/こくぶんじ観光まちづくり協会
・後援:国分寺市/国分寺市教育委員会



骨とレシス

動物の角の眼鏡を作ってから、次は骨だなと思っていたところに現れたのが、RES SIXというブランドをやっている川西遼平さんでした。st-pour hommeのイベントで出会って話して骨はどう?気持ちが悪くていいねとなりました。実は川西さんのことは10年くらい前にカルチャーウェブマガジンで拝見していて、その時はランドロードというアパレルをやっていました。交通警備員のような服をアメリカで作っていて歯に衣着せぬ物言いで、新しい考え方をする若者がいるな(当時20代)という印象でした。多分その時から言っていたんだと思いますが、ファッションはつまらないということ。彼とは違う目線かもしれないし、僕はファッションを語れるような立場ではないと思いますが、自分では流行りものには違和感があり外から眺めてしまうところがあります。しかしそのような人が作っている服は面白く、着てみたくもなります。頭を使わないと着れないようなシャツを一枚買いました。

RES SIXと作った眼鏡、数多くはできませんでしたが流行りものとは一線を引く存在感のあるものになったと思います。もしこの眼鏡を買われて、このページを見ている方へ。フィッティングを合わせたい、レンズを度付きに変えたいなどのご要望にもお応えしますので、お困りごとがあったらいつでもご連絡ください。

LES SIX 2025SS







大護慎太郎と神田武蔵の 10 Products

2025.2.21Fri〜26Wed
12:00〜18:00 最終日は17:00まで

準備中
〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-4-24(大松)
東急東横線 学芸大駅東口から徒歩5分

アトリエショップを持つ2人の作家による、2017年に開催した大護慎太郎×神田武蔵 展から7年余りの時を経て、 今、彼ら自身が欲しいもの、こころが動くものに焦点をあてた「時を日々を楽しむ」それぞれ10点のこだわり作品を展示いたします。 ぜひ2人の世界をお楽しみください。

時計 大護慎太郎

produced by 河鍋春恵

'眼鏡のオーダーについて'
期間中は、展示以外の眼鏡のオーダーも承ります。展示作品をご参考に形を変え素材を変えてお楽しみください。毎日在廊予定ですが席を外しているときもありますので、オーダーをご希望の方はメールやSNSでご予約いただけますと幸いです。



2025年

気候のこと、戦争のこと、災害のことを思うとハッピーニューイヤーという気にはなれませんが、今年も始まりました。本年もよろしくお願いいたします。

とは昨年のお正月の挨拶でした。今年も負の出来事には同じような思いはありますが、それとは他にコンピュータや人工知能について考えるとすさまじい時代に生きているなという実感があります。昔々、地球が丸いということを知った時代もとてつもない衝撃だったと思いますが、人間の仕事をロボットに代用させる時代もものすごい衝撃です。

視力の悪い人々が眼鏡を初めてかけたときもものすごい衝撃を受けたと思います。ぼやけた世界がスタンダードだったところ、いきなり視界がクリアーになる。眼鏡はすばらしい発明ですね。耳にかけるテンプルがついた眼鏡は、18世紀中ごろイギリスや中国でできたと手持ちの本にはあります。250年くらい経ったこの素晴らしい眼鏡はこの先の未来、100年後くらいにはとても小規模になっていくように感じます。医学が発達して視力の悪い人は少なくなるのではないでしょうか。でも実は紫外線が強くなりすぎてサングラスが当たり前なんてことも。ウェアラブル眼鏡ももう少し発展しそうですね。

その本には、eyewearとして初めて顔につけたのはイヌイットの人々ではないかとありました。視力矯正ではなくて風や雪から守るためのものです。素材は骨やクジラの髭、木でできていました。そこにあるものを使って生活に必要なものを作る、そして使う。クラフトの神髄を見たような気がしました。

100年後、1000年後、ロボットが働く街でもクラフト的なものはなくならないなと思いながら、今後、眼鏡というものはどうなるのかを想う年始でした。